やまゆうのビール

やまゆうのビール

長野県のビールを探求します

ついに飲めるよオレンジビール! 六畳間醸造計画Ⅱ部

どうも、やまゆうです。

 

今回は六畳間で絶賛醸造している第二弾のビールについてです。

二次発酵の具合に理由があり、第三弾のもの後にこの記事を書いています。

ご容赦を!

前回の記事はまだという方はこちらからどうぞ↓

beermapproject.hatenablog.com

 

 

ビール失敗したかも事件

なぜ最初にこんな前置きをしたかというと、ある理由がありました。

第二弾の二次発酵に移って二週間後、一本開いて飲んでみたわけですが、あまりにまずく、

「あれ? このビール、失敗してない?」

となったのです。

確かに二次発酵の期間としては短い時間でありましたが、第一弾と全く同じモルトにオレンジジュースを加えて作ったものだったので、期間的には問題ないだろうと予想していました。

ただ、飲んでみても二次発酵前の若いビールの味のまま……。

もしかしたら酵母が全部死んでしまったのでは?

そう思ったのですが、炭酸は生まれていました。

炭酸が生まれるなら酵母はかろうじて瓶の中で生きていると思い、じっくり様子を見ることにしました。

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四週間目での変化

このままだとどうなるんだろう。

そんな興味を持ったまま放っておくと、徐々に味が変わっていきました。

若いビール独特の水っぽさと酸味が薄れて、苦みと炭酸が強くなり始めたのです。

色も変わり、黄色っぽかったところからオレンジ色に変わり始めました。

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この頃になってやっと、

「うん。飲めるな」

と思うビールになり始めました。

誰かにあげたいと思うほどのものではありませんが、一人でならつまみと一緒に食べてそれなりに満足ができるくらいのものになりました。

このことから、

「もう少し大事にしておけば満足できるレベルに達するんじゃないか?」

と考え、もう少し六畳間で保管することにしました。

 

六週間目でやっと完成

この時になるともう色が黄色から深いオレンジ色になっていました。

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これは興奮。

香りからは若いビールのものは消え、完全に「美味しいビールの匂い」がします。

グラスに注ぎ、飲んでみます。

すると、かなり強い炭酸!

ぐっと来る苦み!

味としてはペールエールIPAに近いものに。

香りも強めです。

第一弾にもペールエールっぽさはありましたが、第二弾は特にその傾向が強くなり、僕好みのビールに仕上がりました。

 

第二弾を終えての反省点と教訓

反省点としては、あまりにも炭酸が強くなりすぎたことです。

確かに僕としては好きです。

しかし、炭酸苦手な人が飲んだ場合、炭酸のせいでせっかくのうまい苦みをしっかり感じることができないと思ったのです。

それはもったいない!

苦みが強いビールになった分、炭酸控えめだったらもっとおいしいんだろうなあ。

また、グラスに注いでから少し置き、炭酸がある程度抜けてから飲むのありです。

 

そして今回の教訓として、ビールは発酵が進むと味がかなり変わるものだということです。

最初こそまずくても最後にはおいしく飲めるレベルに到達しました。

もし途中でこのビールのことを諦めて、料理に使っていたらきっと「第二弾はまずいビール」のままで終わってしまっていたでしょう。

最後までビールを信じてあげることが大切なのだと感じました。

 

この記事を読んでオレンジビールを作ろうと思う方がいましたら、諦めず、じっくり育ててみてください。

化ける可能性アリです。

 

次回もお楽しみに!

 

前回の記事はこちら↓

beermapproject.hatenablog.com