やまゆうのビール

やまゆうのビール

長野県のビールを探求します

茅野で始動!エイトピークスブルーイングに迫る⁉

 この記事から読んでいただいている方ははじめまして!

他の記事から読んでいただいている方はこんにちは!

どうも、やまゆうです!

 

年明けから肌寒い日が続いてますね!

そんな寒さに震える日々を楽しさで吹き飛ばすために取材に行ってきました!

今回ご協力いただいたのは2018年12月より茅野で始まった、

エイトピークスブルーイングさんです!

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茅野といえばホップが盛んに作られていた土地でもあります。

そこから始まるビール!

一体どれほどの想いを込めてビールを作っているのか。

その情熱に近づいていきたいと思います!!!!

 

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今回お話をしていただいたのは斎藤由馬さんです。

 

 

 

 なぜここでビールを作るのか

最初に書かせていただいた通り、茅野はもともとホップの産地でした。

八ヶ岳の西麓から南麓にかけて盛んで、約80年前はキリンビールさんの専売地だったといいます。そういう時代の背景から見ても、茅野という土地がホップを作ることに適していることがわかります。

斎藤さんは日本高専を卒業後、製薬会社ツムラにて花の薬について学び、実家が花屋だったこともあって「花は花でも人の役に立つ花もあるんじゃないか?」という視点から長野県の栽培史を紐解いたといいます。

ちょうどビールについて調べていたときだったこともあり、ホップに目が止まり、

ホップが生産できるところの近くでビールを作っていこう

そういったことから茅野に移住し、ビール造りに取り掛かったそうです。

 

ちなみに、現在エイトピークスさんで使われているホップは山梨県北斗市で作られたものが使われています。

今後はNPO団体とも協力し、茅野をホップの産地化をしたいとおっしゃっていました。

茅野産のホップで作られたビール……、聞いただけでわくわくが止まらないです!

 

飲みごこちのすゝめ

ビールが好きで好きでたまらない皆さんなら知っているかもしれませんが、

エイトピークスさんが出しているビールは二種類あります。

Yai Yai Pale AleMeta Wheat Aleです!

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やいやい」とは諏訪地域の方言で「おいおい」「Hey / Wow」というような呼びかけや驚きなどを表す言葉、

めた」とは諏訪地域の方言で「すごく」とか「どんどん」という意味です。

遊び心が伝わってくる名前です。

この二つのビールには「特においしい時期」はなく、いつでもおいしく飲めることを目指したビールだそうです。

しかし、このビールの本領は単体でのおいしさにあらず!

ビールを「食」に合わせる。

これがこの二つのビールの飲み方だと言います。

長野県の寒い場所では発酵食品である味噌や醤油を食べる文化が根強いです。

それに合うビールとしてのペールエールがこちらの二つなのです!

だからこそ、季節を選びません。

季節を選ばず、食文化に寄り添ってくれます。

 

どんなビールなのか気になる方はこちらから

eightpeaks.stores.jp

Beer's Design

このビールを始めて目にしたとき、筆者はこう考えました。

(このビール、オシャレだなあ。二番目くらいにはこだわってそうだ)

もちろん一番こだわっているのは味だと思っていましたよ⁉

だからこそ味の次には瓶のデザインなど外見へのこだわりがあると思ったんです。

 

             しかし、違いました。

 

エイトピークスさんがこだわっていたのは環境のデザインでした。

ビールが美味しい、というのは大前提。今度はビールが美味しくなる環境を作ろう

ビールが美味しくなるライフスタイルの提案、それがエイトピークスさんがこのクラフトビールで作り出そうとしているものでした。

八ヶ岳の見える場所の中でビールが最高にうまいと思える時間と空間をデザインし、

わざわざここまで来て飲みたい、と人が思う環境

それこそエイトピークスさんがミッションとして掲げているものでした。

それゆえに、「八ヶ岳ならでは」を感じさせる瓶デザインに決めたそうです。

 

こういう環境への視点を持った背景には斎藤さんが体験したドイツでのある事がきっかけでした。

それは次のトピックで深掘りしたいと思います。

 

ドイツにて

斎藤さんは今から六年くらい前にビールの勉強をするためにドイツのバイエルン州を訪れました。

さすがドイツなだけあり色んな種類のビールがあるわけですが、特にすごいのが各市町村に最低一件ビールの醸造所があるというところです。

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 斎藤さんは地元のビアBARで偶然となりに座ったおじさんに、ここで一番おいしいビールはなにか聞いたとき、こう返されました。

おい、ヤーパン(日本人の意)、そんなくだらない質問やめろよ。この町のビールに決まっているじゃないか!

そうおじさんが自信を持って言うだけあり、その町のビールはとてもおいしかったそうです。

感動し、一本買ってミュンヘンのホテルに戻り、改めてその町のビールを飲みました。

美味しい。確かに美味しい。

しかし、あの店で飲んだときほどの感動はなかったといいます。

あの酒場にはあって、一人で飲むホテルにはないものがあったからです。

 「ビールが美味しいというだけでなく、ビールがおいしく飲める環境も確かにある

エイトピークスさんが時間と空間をデザインしようと思った背景にはこういった感動を身をもって感じていたからなんですね。

 

どういう存在になりたい?

いつも飲んでいただいたとき、お客様に、

間違いないな、うん、異常なし

そう思ってもらえるビール造りを目指しているといいます。

というのも、ビールを飲むことももちろん大事にしていますが、

ビールを飲んだその先を大事にしようとしているからです。

お客様により良い時間を楽しんでいただくための手段としてのビールが異状なしと思えるようなものであったらいい。

そのために、お客様の期待に沿えるようなビールと環境を八ヶ岳の裾野から発信していく存在になりたいと斎藤さんは強く言い切っていました。

 

最後に

エイトピークスさんの気持ち、いかがだったでしょうか。

とてもあったかい心をもってビールを作られていたんですね。

これからも茅野という土地で最高のビールをどんどん発信していってください!

心からも応援しております!

 

ところで、この記事を読んだ方、

気の置けない仲間と八ヶ岳の裾野を楽しむのはどうでしょうか?

例えばこんなふうに。 

hytter.jp

 こういったところで飲むビール、格別ですよ。

 

 もっとエイトピークスさんが気になった方はこちらから⇩

eightpeaks.co.jp

 

長野大学前川ゼミの他の活動まとめについてはこちらから⇩

www.mmdb.net

 

最後の最後に。

斎藤さん、今回は貴重なお話をありがとうございました。

この場を借りて感謝させていただきます。

そして、協力してくれた前川ゼミの皆さん、ありがとうございました。

 

そしてそして、ここまで読んでいただいた読者の方、ありがとうございました!

 

次回もお楽しみに!

 

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